完成例とラフの役割を見比べる
完成例の見た目を描き込む必要はありません。ラフでは、人物、キャラクター、スマホ、見出しの位置と大小が読み取れることを確認します。


短い依頼で始められるのは、前提を先に登録しているから
講義では、案件用プロジェクトに進め方をあらかじめ持たせたうえで、ラフと文字組みを渡して制作を始めています。毎回の依頼文を短くすること自体が目的ではなく、同じ参照画像、保存先、確認方法を繰り返し使えることが目的です。
固定キャラクターは、生成のたびに似せ直すのではなく、必ず参照する基準画像を指定します。顔、色、質感など変えてはいけない要素も、画像と一緒に言葉で残します。
- 今回作るもの:ラフと文字組み
- 毎回守るもの:固定素材と案件ルール
- AIが提案してよいもの:未確定の構図や背景
- 完成後に戻すもの:採用画像と判断記録
案件プロジェクトを起動する
最初の一回だけ前提を整え、以後は同じ場所から制作を始めます。
- 01
ラフと文字を一緒に渡す
手書きラフと、先に組んだ見出し文字を同じ依頼に添付し、今回これを作ると伝える。
確認主役、見出し、補助要素の位置と優先順位を画像だけで説明できる。 - 02
固定素材を登録する
キャラクターごとに基準画像を決め、生成時は必ずその画像を参照するルールを書く。
確認どの画像が基準か、何を変えてはいけないかが一意に分かる。 - 03
案件ルールを明文化する
保存先、ファイル名、途中確認、完成報告、AIが判断してよい範囲を箇条書きにする。必要なら対話AIに項目整理を相談する。
確認別の制作日でも、同じ保存先と確認順で再開できる。 - 04
短い依頼で認識を確かめる
ラフを渡して制作開始を依頼し、AIが認識した要素と次の作業を確認する。
確認固定素材の取り違えや、ラフにない要素の追加がない。
制作開始パックに入れる情報
| 情報 | 必要な状態 | 不足のサイン |
|---|---|---|
| ラフ | 要素の位置、大小、重なりが読める | 主役がどれか説明できない |
| 文字組み | 主見出しと補足の差が見える | すべての文字が同じ強さに見える |
| 固定素材 | 基準画像と固定箇所が指定されている | 毎回別の顔や質感になる |
| 案件ルール | 保存、確認、完成報告の方法が書かれている | 前回の判断を探し直している |
自分の案件の制作開始パックを作る
やること
実案件を一つ選び、ラフと文字組みに加えて、「固定するもの」「毎回変えるもの」「AIに提案させるもの」を整理してください。
残すもの
ラフ1枚、文字組み1枚、三分類した案件ルール、固定素材がある場合は基準画像
固定:キャラクターの顔・色・質感/毎回変える:ポーズ・小物/AIに提案させる:背景と未確定の配置
自己確認
- ラフから主役と見出しの位置が読み取れる
- 固定素材の基準画像が一つに決まっている
- AIが決めてよい範囲と確認が必要な範囲が分かれている
- 保存先と完成報告の方法が書かれている
次へ進める状態か確認する
操作したかではなく、結果が基準を満たしているかを確認します。