第1章制作設計

ラフをAI制作システムへ渡す

手書きラフ、文字組み、固定素材、案件ルールを一組にした制作開始パック

全12章と現在地第1章
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最初に読む要点

ラフをAI制作システムへ渡す

AIへ最初に渡すのは、完成画像の細かな指定ではなく、配置が読めるラフと文字組みです。固定キャラクターの基準画像と案件ルールを同じプロジェクトに置き、次回も同じ前提から始められる状態を作ります。ラフを見た第三者が、主役・文字・固定要素を説明できれば準備完了です。

完成像と入力

完成例とラフの役割を見比べる

完成例の見た目を描き込む必要はありません。ラフでは、人物、キャラクター、スマホ、見出しの位置と大小が読み取れることを確認します。

Photoshop上に表示された完成目標のサムネイル
完成目標:人物・AIキャラクター・スマホUI・強い見出しを一画面に統合する。
手書きのサムネイルラフ
出発点は精密なデザインではなく、役割と位置関係が伝わるラフ。
仕組み

短い依頼で始められるのは、前提を先に登録しているから

講義では、案件用プロジェクトに進め方をあらかじめ持たせたうえで、ラフと文字組みを渡して制作を始めています。毎回の依頼文を短くすること自体が目的ではなく、同じ参照画像、保存先、確認方法を繰り返し使えることが目的です。

固定キャラクターは、生成のたびに似せ直すのではなく、必ず参照する基準画像を指定します。顔、色、質感など変えてはいけない要素も、画像と一緒に言葉で残します。

  • 今回作るもの:ラフと文字組み
  • 毎回守るもの:固定素材と案件ルール
  • AIが提案してよいもの:未確定の構図や背景
  • 完成後に戻すもの:採用画像と判断記録
実行手順

案件プロジェクトを起動する

最初の一回だけ前提を整え、以後は同じ場所から制作を始めます。

  1. 01

    ラフと文字を一緒に渡す

    手書きラフと、先に組んだ見出し文字を同じ依頼に添付し、今回これを作ると伝える。

    確認主役、見出し、補助要素の位置と優先順位を画像だけで説明できる。
  2. 02

    固定素材を登録する

    キャラクターごとに基準画像を決め、生成時は必ずその画像を参照するルールを書く。

    確認どの画像が基準か、何を変えてはいけないかが一意に分かる。
  3. 03

    案件ルールを明文化する

    保存先、ファイル名、途中確認、完成報告、AIが判断してよい範囲を箇条書きにする。必要なら対話AIに項目整理を相談する。

    確認別の制作日でも、同じ保存先と確認順で再開できる。
  4. 04

    短い依頼で認識を確かめる

    ラフを渡して制作開始を依頼し、AIが認識した要素と次の作業を確認する。

    確認固定素材の取り違えや、ラフにない要素の追加がない。
合否基準

制作開始パックに入れる情報

情報必要な状態不足のサイン
ラフ要素の位置、大小、重なりが読める主役がどれか説明できない
文字組み主見出しと補足の差が見えるすべての文字が同じ強さに見える
固定素材基準画像と固定箇所が指定されている毎回別の顔や質感になる
案件ルール保存、確認、完成報告の方法が書かれている前回の判断を探し直している
実践

自分の案件の制作開始パックを作る

やること

実案件を一つ選び、ラフと文字組みに加えて、「固定するもの」「毎回変えるもの」「AIに提案させるもの」を整理してください。

残すもの

ラフ1枚、文字組み1枚、三分類した案件ルール、固定素材がある場合は基準画像

記入例

固定:キャラクターの顔・色・質感/毎回変える:ポーズ・小物/AIに提案させる:背景と未確定の配置

自己確認

  • ラフから主役と見出しの位置が読み取れる
  • 固定素材の基準画像が一つに決まっている
  • AIが決めてよい範囲と確認が必要な範囲が分かれている
  • 保存先と完成報告の方法が書かれている
完了チェック

次へ進める状態か確認する

操作したかではなく、結果が基準を満たしているかを確認します。