画像を探す仕組みと、判断を再利用する仕組みを両方残す
生成画像を保存しても、場所が分からなければ次回また生成することになります。Eagleのような素材管理ツールでも通常のフォルダでもよいので、まず一時置き場を一つにし、後から人物、背景、用途など実際に探す単位へ移します。
もう一つ残すのは、なぜ採用したかという判断です。完成画像、採用背景、修正前後、次回の注意を案件記録へ戻すと、次の依頼時に過去作と具体ルールを一緒に参照できます。
無理なく続く素材置き場を作る
- 01
入口を一つにする
制作中に保存した素材を、まず「一旦入れておく」場所へ集める。
確認ダウンロード先や案件フォルダを横断せず、未整理素材を一か所で確認できる。 - 02
探す単位で分ける
背景、人物、アイコン、案件名など、次回実際に探す単位のフォルダへドラッグして移す。
確認欲しい素材の種類から保存場所を予測できる。 - 03
タグは維持できる範囲だけ使う
感情、色、ポーズなど検索に必要なタグだけを決め、ルールを維持できない場合はフォルダ中心にする。
確認同じ意味のタグが複数名で増えていない。 - 04
不採用素材も用途付きで残す
今回使わなくても別案件で使えそうな背景や小物は、不採用理由または使えそうな用途を添えて保存する。
確認完成素材と不採用素材を区別でき、再利用候補を検索できる。 - 05
案件共通ストックへ戻す
同じチャンネルで作った背景や固定素材を、案件共通の参照場所にも追加する。
確認次の制作で、同じ見た目の過去素材を最初に試せる。
納品後に判断を次回の入力へ変える
- 01
完成画像を確定する
納品版の画像と版が分かる名前を案件記録へ置く。
確認途中案ではなく、最終的に採用された画像を一意に開ける。 - 02
採用理由を具体化する
人物、背景、文字、構図について、採用した画像上の理由を書く。
確認「良かった」ではなく、視線、明暗、余白、本人性など観察できる言葉になっている。 - 03
修正判断を残す
何を変え、なぜ前より使える状態になったかを修正前後で記録する。
確認次回、同じ失敗を見つける条件が書かれている。 - 04
次回ルールへ変換する
今回の反省を「頭を見切らない」「人物素材は編集余地を残す」のような実行文にする。
確認次の案件開始時に、そのまま要件へ貼れる。 - 05
固定素材を確認する
共有テンプレートまたは案件内の基準画像を確認し、最新版と変更禁止箇所を記録する。
確認別の担当者でも同じ基準画像から生成を始められる。
案件終了時に何をどこへ残すか
| 残すもの | 最低限の情報 | 次回の使い方 |
|---|---|---|
| 完成画像 | 納品版、案件名、版 | シリーズの見た目と構図の基準にする |
| 採用素材 | 人物、背景、小物の元画像 | 再配置、再編集、別案へ使う |
| 不採用素材 | 不採用理由または別用途 | 別案件で条件が合うときに再評価する |
| 修正判断 | 変更前、変更後、変えた理由 | 同じ症状を早く見つける |
| 次回ルール | 実行できる短い文 | 次回の案件要件へ加える |
| 固定素材 | 基準画像、固定点、可変点 | キャラクターの崩れを防ぐ |
記録を増やしても使えない状態を避ける
素材は大量にあるが、どこにあるか分からない
原因入口が複数あり、次に探す単位で整理していない
直し方一時置き場を一つにし、実際に使うフォルダへ定期的に移す
タグを付けたが、表記が増えて検索できない
原因タグの命名と付与条件を維持できていない
直し方使うタグを絞るか、維持できない場合はフォルダ中心へ戻す
案件記録に完成画像だけがあり、なぜ採用したか分からない
原因結果だけを保存し、比較と判断を残していない
直し方採用理由、修正前後、次回ルールを完成画像と同じ記録へ追加する
固定キャラクターの脚や腕、質感が生成ごとに変わる
原因共有テンプレートの基準画像と固定点を参照していない
直し方利用可能な最新版の基準画像を取り出し、固定点を生成指示へ毎回含める
実際の制作画面で確認する
動画内の画面と照らし合わせ、説明した判断がどこに表れているかを確認します。


一案件を次回使える記録へ変える
やること
直近の案件を一つ選び、完成画像、採用素材、不採用素材、採用理由、修正判断、次回ルール、固定素材の確認を一つの記録にまとめてください。
残すもの
完成画像から素材と判断へたどれる案件完了記録
採用理由:人物の視線が中央のUIへ向き、主見出しの後ろに強い模様がない/不採用:背景Aは顔の後ろが明るすぎる/次回ルール:人物と文字を置いた画面を渡してから背景を作る
自己確認
- 納品版の完成画像を一意に開ける
- 採用理由が視線、明暗、余白、本人性など画像上の状態で書かれている
- 不採用素材にも再利用条件または不採用理由がある
- 次回ルールがそのまま案件要件へ貼れる実行文になっている
- 固定素材の基準画像と固定点が最新版として確認されている
次へ進める状態か確認する
操作したかではなく、結果が基準を満たしているかを確認します。