第12章制作設計

制作記録と素材ライブラリで学習する

検索できる素材置き場、今回の完成記録、次回そのまま使える具体ルール、最新版の固定素材

全12章と現在地第12章
講義動画

制作画面を確認する

接続状態を確認中
未保存
最初に読む要点

制作記録と素材ライブラリで学習する

素材管理と案件記録は分けて考えます。素材は一時置き場へ集め、次に探す言葉やフォルダで見つけられる状態にします。案件終了時は、完成画像だけでなく、採用理由、修正判断、次回ルール、固定素材の更新を同じプロジェクトへ戻します。

二つの資産

画像を探す仕組みと、判断を再利用する仕組みを両方残す

生成画像を保存しても、場所が分からなければ次回また生成することになります。Eagleのような素材管理ツールでも通常のフォルダでもよいので、まず一時置き場を一つにし、後から人物、背景、用途など実際に探す単位へ移します。

もう一つ残すのは、なぜ採用したかという判断です。完成画像、採用背景、修正前後、次回の注意を案件記録へ戻すと、次の依頼時に過去作と具体ルールを一緒に参照できます。

素材管理

無理なく続く素材置き場を作る

  1. 01

    入口を一つにする

    制作中に保存した素材を、まず「一旦入れておく」場所へ集める。

    確認ダウンロード先や案件フォルダを横断せず、未整理素材を一か所で確認できる。
  2. 02

    探す単位で分ける

    背景、人物、アイコン、案件名など、次回実際に探す単位のフォルダへドラッグして移す。

    確認欲しい素材の種類から保存場所を予測できる。
  3. 03

    タグは維持できる範囲だけ使う

    感情、色、ポーズなど検索に必要なタグだけを決め、ルールを維持できない場合はフォルダ中心にする。

    確認同じ意味のタグが複数名で増えていない。
  4. 04

    不採用素材も用途付きで残す

    今回使わなくても別案件で使えそうな背景や小物は、不採用理由または使えそうな用途を添えて保存する。

    確認完成素材と不採用素材を区別でき、再利用候補を検索できる。
  5. 05

    案件共通ストックへ戻す

    同じチャンネルで作った背景や固定素材を、案件共通の参照場所にも追加する。

    確認次の制作で、同じ見た目の過去素材を最初に試せる。
完了記録

納品後に判断を次回の入力へ変える

  1. 01

    完成画像を確定する

    納品版の画像と版が分かる名前を案件記録へ置く。

    確認途中案ではなく、最終的に採用された画像を一意に開ける。
  2. 02

    採用理由を具体化する

    人物、背景、文字、構図について、採用した画像上の理由を書く。

    確認「良かった」ではなく、視線、明暗、余白、本人性など観察できる言葉になっている。
  3. 03

    修正判断を残す

    何を変え、なぜ前より使える状態になったかを修正前後で記録する。

    確認次回、同じ失敗を見つける条件が書かれている。
  4. 04

    次回ルールへ変換する

    今回の反省を「頭を見切らない」「人物素材は編集余地を残す」のような実行文にする。

    確認次の案件開始時に、そのまま要件へ貼れる。
  5. 05

    固定素材を確認する

    共有テンプレートまたは案件内の基準画像を確認し、最新版と変更禁止箇所を記録する。

    確認別の担当者でも同じ基準画像から生成を始められる。
保存判断

案件終了時に何をどこへ残すか

残すもの最低限の情報次回の使い方
完成画像納品版、案件名、版シリーズの見た目と構図の基準にする
採用素材人物、背景、小物の元画像再配置、再編集、別案へ使う
不採用素材不採用理由または別用途別案件で条件が合うときに再評価する
修正判断変更前、変更後、変えた理由同じ症状を早く見つける
次回ルール実行できる短い文次回の案件要件へ加える
固定素材基準画像、固定点、可変点キャラクターの崩れを防ぐ
続かない原因

記録を増やしても使えない状態を避ける

素材は大量にあるが、どこにあるか分からない

原因入口が複数あり、次に探す単位で整理していない

直し方一時置き場を一つにし、実際に使うフォルダへ定期的に移す

タグを付けたが、表記が増えて検索できない

原因タグの命名と付与条件を維持できていない

直し方使うタグを絞るか、維持できない場合はフォルダ中心へ戻す

案件記録に完成画像だけがあり、なぜ採用したか分からない

原因結果だけを保存し、比較と判断を残していない

直し方採用理由、修正前後、次回ルールを完成画像と同じ記録へ追加する

固定キャラクターの脚や腕、質感が生成ごとに変わる

原因共有テンプレートの基準画像と固定点を参照していない

直し方利用可能な最新版の基準画像を取り出し、固定点を生成指示へ毎回含める

講義画面

実際の制作画面で確認する

動画内の画面と照らし合わせ、説明した判断がどこに表れているかを確認します。

Eagleなどに集められた素材一覧
使える背景・人物・装飾を検索できる単位で保存し、生成し直す回数を減らす。
案件プロジェクト内の固定素材とテンプレート
完成画像・判断・固定素材を案件記録へ戻し、次回のAI判断を育てる。
実践

一案件を次回使える記録へ変える

やること

直近の案件を一つ選び、完成画像、採用素材、不採用素材、採用理由、修正判断、次回ルール、固定素材の確認を一つの記録にまとめてください。

残すもの

完成画像から素材と判断へたどれる案件完了記録

記入例

採用理由:人物の視線が中央のUIへ向き、主見出しの後ろに強い模様がない/不採用:背景Aは顔の後ろが明るすぎる/次回ルール:人物と文字を置いた画面を渡してから背景を作る

自己確認

  • 納品版の完成画像を一意に開ける
  • 採用理由が視線、明暗、余白、本人性など画像上の状態で書かれている
  • 不採用素材にも再利用条件または不採用理由がある
  • 次回ルールがそのまま案件要件へ貼れる実行文になっている
  • 固定素材の基準画像と固定点が最新版として確認されている
完了チェック

次へ進める状態か確認する

操作したかではなく、結果が基準を満たしているかを確認します。